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12件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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2009-07-10 第171回国会 参議院 本会議 第37号

現在、臨床的脳死判断でも参考とされている小児脳死判定基準は、厚生労働省委託研究によるものですが、実質的にわずか十一の症例に基づく基準であり、日本小児科学会が二〇〇七年に実施したアンケートでは、そもそも新生児を含む小児脳死診断は医学的に可能と思うかとの問いに対して、はいと答えた小児専門医はわずか三一・八%にすぎず、約半数は分からないと答え、不可能であると答えた方も一五・八%との結果となっております

円より子

2009-07-09 第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号

小児脳死臨調、一年以内に結論が出る、出させるということだと思いますが、ちょっと振り返ると、前回の脳死臨調は、設置法案が成立して臨調報告まで二年二か月掛かっている。これを一年にしたいということだと思いますね。しかし、その後、報告から法案提出まで更に二年三か月掛かっている。そして、その法案提出から可決まで更に三年六か月掛かっている。計八年掛かっているという事態です。

足立信也

2009-07-06 第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号

小児脳死臓器移植を可能とするA案が法律になったときには、これは衆議院に提出されていたD案でも同じですが、小児脳死判定が行われることになります。  小児は成人と比較すると脳死判定に困難を伴うことがあるということが言われております。一つは、小児は体が小さいために、すべての脳死判定のための検査が物理的に難しいことがあるのではないかということです。

町野朔

2009-06-30 第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号

一つは、これ平成十一年度の報告書として厚生省の厚生科学研究費特別研究事業小児における脳死判定基準という、これは竹内基準をお作りになった竹内先生中心に、あのときの中核でお仕事をされていた方々も含めたこういうものがあって、あるいはこれは十八年度として、一昨年の三月末に報告書として小児脳死判定基準の再検討という、この二つを見ますと、それぞれの年齢に応じた一つの条件下でなされると、少なくとも、全員について

藤原研司

2009-06-16 第171回国会 衆議院 本会議 第39号

本年四月二十七日に発表された日本小児科学会倫理委員会緊急見解では、「もし、いきなり年齢制限も設けず小児脳死臓器移植が行われる場合は、ほとんどの病院基盤整備が行われていない現状においては、現場で混乱が起こることが懸念されます。したがって、数年間の期限付きB案を施行する中で、その間に厚生労働省の主導で基盤整備をすることが望ましいと考えます。」と評価されています。  

佐藤茂樹

2009-06-09 第171回国会 衆議院 本会議 第37号

そうした実態を含めて、小児にあっては、子供の権利という観点に基づいて、子供自己決定権小児脳死判定基準、親権の及ぶ範囲などが検討されるべきと考えています。  安易で拙速な採決は、医療現場はもちろんのこと、日本の社会や未来である子供たちにも禍根を残します。  とりわけ、本人意思の不明な場合、家族の意思にゆだねるというA案にあっては、医療における自己決定の流れを大きく逆行させかねません。

阿部知子

2009-04-21 第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号

また、この研究結果については、その後、平成十八年度の厚生労働科学特別研究として、小児脳死判定基準の再検討という課題研究がされました。その結果、平成十一年度の研究班の取りまとめた脳死判定基準については基本的考え方を変える必要はないとの研究報告がされております。  なお、小児科学会などから小児脳死判定は難しいなどとの意見もございます。  

上田博三

2009-04-21 第171回国会 衆議院 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会 第1号

お手元の資料、ちょっと確認お願いしたいのですが、小児科専門医から見た小児脳死臓器移植云々パワーポイントのようなもの、これが一つ。それから、小児長期脳死験例五例という田辺の論文ですね、これが一つ。それから、脳死小児から被虐待児を排除するという、これが一つあります。  全部で三つですが、今から、小児科専門医から見たというこのパワーポイントのような図、資料に従ってお話しさせていただきます。  

田中英高

2009-04-21 第171回国会 衆議院 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会 第1号

先ほどお話があったように、小児脳死判定基準を用いて脳死判定しても、一〇〇%の症例脳機能が戻らないとは医学的に断言できない、こうした考え方、それから、被虐待であるか否かを適正に行えるという答えは一二・三%しかなかったということ、そして、虐待であることを判断するまでに非常に長い時間を要するということの御報告があったと思うんですね。

高橋千鶴子

2007-12-11 第168回国会 衆議院 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会 第1号

○清野参考人 小児脳死判定基準がつくられているのはよくわかっていますが、アンケート調査によりますと、それを実際に実践したところが余りにも少ない。年間四、五十例の脳死が出ているのに数年間で十三例ぐらいしかやっていないので、それが一番不安の根拠だと思います。だから、それでやはりみんな、実際その判定がいいとか悪いんじゃなくて、検証が少な過ぎるということだと思います。  

清野佳紀

2007-12-11 第168回国会 衆議院 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会 第1号

我々は、二〇〇三年に表明した提言小児脳死臓器移植はどうあるべきか」において述べたとおり、小児脳死臓器移植を積極的に評価し、我が国においても小児脳死臓器移植が適切に進められることを望むものであります。  現行臓器移植法は、脳死を死であると考えて、脳死状態に至ったなら臓器を他人に提供したいと思う者の意思、すなわち自己決定は尊重されるべきだという理念に基づいて制定されています。

清野佳紀

2006-12-13 第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号

日本小児科学会虐待についての委員会が行った十六年度の調査で、小児脳死例から被虐待児を排除することが実質上可能な病院は極めて少ないということが明らかになっております。虐待診断は簡単なものではなくて、脳死または重度の障害を残した虐待百二十九例のうち、被虐待診断の確定に七日以上を要した症例は十九例、六十日以上を要した例は九例も存在しております。  

別所文雄

2006-12-13 第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号

小児科学会が二〇〇三年の四月に「小児脳死臓器移植はどうあるべきか」という提言をされておりまして、その中に、チャイルドドナーカードによる自己意思の表明ですとか小児専門移植コーディネーターの育成ですとか、あと、今教育の話をされましたけれども、死を考える授業などを実践して、みずからの命をどう考えるかという教育をやっていくべきだという御提言をされておりまして、やはりそのことが本当にこれからの課題であるのかなというふうに

高橋千鶴子

2006-12-13 第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号

その点からいたしますと、例えば二〇〇四年に小児科学会で、小児脳死実態診断についての全国医師アンケート調査というのを行われまして、これは先生もよく御存じと思いますし、先ほど高橋委員も御質疑でございましたが、十五歳以下のお子さんの脳死判定がどうなっているかというのを学会の会員の、貴下の施設に尋ねたわけですが、約四十から五十例の小児脳死例の発生が報告されたということと同時に、実は、いわゆる判定基準、それは

阿部知子

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